ＺＥＨ[ゼッチ]って言葉、ご存知ですか？
建築業界では、最近話題のキーワードなんです。
と言っても、一般の方にはまだなじみが薄いかもしれません。
家を建てようかな・・・と検討している方は、一度くらいは聞いたことがあるかな・・・？
簡単に説明すると、
ZEH[ゼッチ]とは、「ゼロ・エネルギー・ハウス」 の頭文字を取ったもの。
エネルギー消費がゼロで生活できる家のこと。
ゼロと言っても、本当にエネルギーを使わないで、生活できるわけはありません。
なるべくエネルギー消費が少なくなる建物の構造、仕様で設計し、エネルギー消費の少ない設備機器を設け、その上で、太陽光発電によりエネルギーを作り０以下のエネルギー消費とする住宅・・・というようなイメージです。
国の基準として様々な計算方法でそれを評価します。
国ではこのゼッチ基準を満たす住宅を増やすように推進しているのです。
一定基準を満たして、様々な書類や条件をクリアすることにより補助金も用意されています。
僕も基本的には、このゼッチも然り、長期優良住宅や性能評価など、国が推進している省エネ住宅には賛成です。
無理なくこれに適合させる住宅を建てる方にはぜひ省エネ住宅を建てていただくのが良いと思っています。
ただ、建物単体で見れば高性能であるべきですが、建物以外のこと、ライフスタイルや経済性など色々なことを考えた時にはまだ過渡期のように思います。
ただ1つ大切なのは、国がどういう方向に進んでいるのか、それすらも知らないで住まいづくりをすると言うのは残念なので、出来る限り正しい情報と選択肢を建築主に与えること。
本当の意味で、予算、希望、条件に合った住まいづくりをお手伝いすることが大切かなと思って設計しています。