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ZEH[ゼッチ]ってなに?

先日行われた、2018年度3省連携事業の『ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの推進に向けた取り組み』の説明会に行ってきました。

いわゆるZEH『ゼッチ』ってやつです。
 
まず、3省とは、経済産業省、環境省、国土交通省です。
 
なかなか、普段、生活のなかでは・・・いや、家を建てよう!としていても聞くことは多くないと思いますが、様々な団体で住宅の省エネ化を推進する取り組みを行っています。その最前線の一つがZEHなのですが、類似する3つの国主導の取り組み連携させるということです。
 
■ZEHとは?
ZEH[ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス]の略で「ゼッチ」と呼ばれています。
環境省によると、2030年のCO2削減目標の為には、家庭部門からのCO2排出量を約4割削減しなければならない。
そのために住宅の省エネ性能の向上を図る必要がある。
そういった背景から、数年前から補助金等を用意して国を挙げて促進している。
 
■ZEHの定義
国土交通省の資料によると、「快適な室内環境を保ちながら、住宅の高断熱化と高効率設備によりできる限り省エネルギーに努め、太陽光エネルギー等によりエネルギーを創ることで、一年間で消費する住宅エネルギー量が正味(ネット)で概ねゼロ以下となる住宅」と定義しています。

具体的な基準の一部を紹介します。

大きく分けて、設計的に3つの取り組みが必要です。
①建物の断熱性能を向上させる「高断熱化」
②使用する設備等の「高効率化」
③太陽光発電等による「創エネルギー」
 
まず、①の断熱基準は、浜松市などを含む、5、6、7地域は、省エネ基準では、外皮平均熱貫流率(UA値)は、省エネ基準では0.87→ZEH基準では0.6となります。
 
次の②設備等の高効率化、③創エネルギーは「一次エネルギー消費量基準」とも呼ばれます。
 
設備等の高効率化は「創エネを考慮せず、省エネ基準相当から▲20%、創エネルギーは太陽光発電等による創エネを余剰売電分を含め考慮し一次エネ消費量を正味ゼロ以下、が基準となっています。

 

TAG-Laboでは、ZEH取得に関わる様々な、設計サポートを行っています。

 

「自社の仕様をそうすれば、ZEHになるのか?」

「確認申請は取れるけど、ZEHの補助金を取るためにはどうしたらよいか?」など

気になることは気軽にご相談ください。

 

省エネ計算・建築関係補助金コンサルティングTAG-Labo

 

一級建築士事務所SHEaP[シープ]